中村颯希先生の大人気同名小説をコミカライズした、漫画「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」。
後宮を舞台に描かれる入れ替わり物語と、予想のつかないストーリーの行方についつい一気読みしてしまうほどの面白さがあります。
このページでは、「ふつつかな悪女ではございますが」のあらすじネタバレと最終回・物語の結末についてをまとめました。
【ネタバレ結末・最終回】ふつつかな悪女ではございますが(漫画)
ふつつかな悪女ではございますが(漫画)1話ネタバレ
刺繍の上達を願う乞巧節(たなばた)の日、人柄や姿の美しさから「殿下の胡蝶」と謳われる黄 玲琳(こう れいりん)は、民衆の前に姿を現しました。
彼女は出生時に母親を亡くし、黄家の者や、周囲のものに慈しまれてきました。
その一方、「鄒宮のどぶネズミ」と呼ばれる朱 慧月(しゅ けいげつ)は、無能無才と呼ばれ、民衆から嫌われていました。
また、玲琳のことを妬ましく思い、話しかけてくる玲琳のことを無視したりしていました。
一つのほうき星が流れ、民衆がそれに見惚れているとき、慧月は玲琳を突き落としました。
玲琳を愛する皇太子、詠 堯明(えい ぎょうめい)は直ちに指示を出し、玲琳を救い、慧月を捕縛しました。
玲琳は目を覚ますと、牢屋にいることに気づきます。
牢の外には彼女の付き人である黄 冬雪(こう とうせつ)が立っていますが、彼は怒りを露わにします。
冬雪は玲琳に「命を持って償いませ、朱 慧月様」と言います。
玲琳は必死に自分が慧月ではなく玲琳であることを伝えますが、冬雪は聞く耳を持ちません。
ここで、玲琳は自分が慧月の身体と入れ替わってしまったのだと悟ったのでした。
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)2話ネタバレ
玲琳を突き落とした罪で牢に閉じ込められた慧月。
しかし、 慧月の策略により、玲琳と慧月の身体と魂は入れ替えられていました。
自分が玲琳であることを誰にもいうことができない玲琳(身体は慧月)は、処刑されることが決まっていました。
2人が入れ替わる前の慧月は、権力者には甘い声で擦り寄る一方、下位女官には酷く当たってきました。
なので、慧月は民衆からはとても嫌われていました。
入れ替わることに成功した慧月(身体は玲琳)はわざとやつれた様子を見せて、慧月に対する民衆の怒りを煽ります。
処刑の日、辰宇は玲琳(身体は慧月)を牢から出し、皇太子である堯明の前に連れ出しました。
自分が玲琳であることを堯明に伝えようとしますが、声が出ません。
そのまま、玲琳は飢えた獅子がいる檻に入れられてしまい…
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)3話ネタバレ
獅子が毒によって死んだことで、死罪を免れた玲琳(身体は慧月)。
そんな玲琳の前に現れたのは、慧月の側仕え、莉莉(りーりー)でした。
後宮に慧月を置くことはできないという貴妃の命により、室替えを行うことを伝えに来たのでした。
こうして、2人は新しい室へ向かいます。
その道中、朱駒宮を通ると、上の階にいる中級女官は玲琳と莉莉をネズミ呼ばわりし、蔑んだ目で2人を見下ろします。
玲琳はそんなことを気にもせず、辺りを見回し、あれこれ考えていたのでした。
こうして歩いているうちに、2人は新しい室に着きます。
その室とは、虫や菌の温床となっている廃墟であり、辺りには虫や草が広がっています。
「ここに住むのですか?」と玲琳は問うと、莉莉は激昂し、これまで慧月に受けてきた仕打ちを玲琳にぶつけます。
それを聞き、玲琳は高い身分であるはずの莉莉がなぜ蔑まれているのか、察しました。
そして、莉莉は「あんたの世話なんてしない」と言い残し、その場を去ります。
こうして、1人取り残された玲琳でしたが…
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)24話ネタバレ
辺りに燃え広がる炎を見て、周囲に素早く指示を出す堯明。
その姿を見た周りの者は、未来の皇太子だと、堯明を讃えます。
場面変わって、慧月(身体は玲琳)とその兄である景影の会話が始まります。
景影は、玲琳と慧月の魂が入れ替わっていると確信していました。
その証拠に、玲琳の姿をした人物を”朱慧月殿”と呼んでいます。
ではなぜわかったのでしょうか?
玲琳の手紙の匂いがいつもと違うことや、手紙の中で慧月を目の敵にしている一方、慧月は人が変わったように穏やかであったのを見て、景影は明らかに様子がおかしいと感じたようです。
調べていくうちに、景影は魂を入れ換える道術がかつて存在していたことを知りました。
こうして2人の魂の入れ替わりについて話したのち、景影は、玲琳を誘拐した犯人探しに協力することと、入れ替わりについて口外しないことを約束したのでした。
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)25話ネタバレ
玲琳(身体は慧月)は、兄の景行と共に、稲田での強制労働を行なっていました。強制労働とはいうものの、2人は田植えを楽しんでいました。
その様子を見ていた雲蘭や豪龍たちは、目の前にいる悪女、慧月をどうしてもをいたぶる必要がありました。慧月をいたぶれば、税を半分にするという話を、郷長である江氏が持ちかけたからです。
そこで、隙を見て雲蘭や豪龍たちは、賎民と共に玲琳を鍬(くわ)や木の棒で何度も殴りかかろうとしますが、景行が何度もそれを跳ね除けていました。
こうして賎民たちにとって何の進捗もなく、1日が終わろうとしていました。
雲蘭は死んだ父親の墓にお祈りをしながら、この事態をどう使者に報告しようかぶつぶつと独り言を話しています。彼が独り言を話しているうちに、いつの間にか玲琳と景行が隣にいて、話を聞いていました。
事情を理解した2人は、賎民たちに協力する姿勢を見せ…
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)26話ネタバレ
慧月(身体は玲琳)は、攫われた玲琳(身体は慧月)を心配していました。彼女の手掛かりを手に入れるため、炎術などを使用するも、うまくいきません。
こうして苛立っていると、冬雪が薬を飲むように言います。「別に具合なんて悪くないのに薬だなんて…」と愚痴をこぼしながら。苦い薬を口にします。
慧月が具合が悪くないというこの発言に、冬雪は耳を疑うも、詳しく聞くようなことはしませんでした。
その後、景彰が慧月たちのいる部屋に訪れます。彼が来たのは、明日に雛姫と茶でも飲みながら、不安を和らげてやってほしいと頼むためでした。
慧月はこれをなんとか避けようと、攫われた玲琳が心配だと理由をつけて断ろうとしますが、景彰に押し切られてしまいます。
こうして、慧月は明日、雛姫に会う約束をしてしまうのでした。
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)27話ネタバレ
日が暮れてもなお、玲琳(身体は慧月)と兄の景行は畑仕事を楽しんでいました。彼らが労働しているのをただ監視していた雲嵐や豪龍たちの方が、先に疲れ果てていました。
想定していたものとはあまりに違った展開に、豪龍は「あれは本当に慧月なのか」と疑い始めます。しかし、雲嵐は「あんなのは演技に決まっている」と豪龍の疑いを否定するのでした。
こうして2人が話していると突然、玲琳は走って逃げ始めました。「やっぱり全部演技だったんだ!」と言いながら雲嵐は彼女を追いかけ、捕まえます。
「備蓄庫に隠れたいのです!」「お離しを!」という玲琳ですが、雲嵐は聞く耳を持ちません。
雲嵐は刀を手にして、彼女に斬りかかろうとするのですが…
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ふつつかな悪女ではございますが(漫画)最新話の28話ネタバレ
「禍森」という森を進む玲琳(身体は慧月)。この森はとても不気味な様子で、危険な獣が生息する場所です。それにもかかわらず、玲琳は無邪気に森の植物を採集していました。
そんな彼女の様子を、辰宇(しんう)は側で見ていました。
荷物を持つと玲琳に言うと、彼女は焦って「せいぜいそうやって下男のように尽くすことね!」と、下手な演技をします。
正体に気づいている辰宇は、「これで慧月のつもりとは…」と思い、クスッと笑うのでした。
ここで、この登山の本来の目的は、命を狙っている雲嵐を味方に引き込むことでした。辰宇をうまく誤魔化せたと思っている玲琳は、雲嵐の方を見ます。
早速作戦が始まると、景行は辰宇を連れて、玲琳の元から離れました。これで、玲琳と雲嵐の2人きりになるのですが…
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「ふつつかな悪女ではございますが」最終回・物語の結末は?
「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」の漫画はまだ連載が続いているため、最終回や結末はわかりません。
ただ、小説と同じ物語の流れ、結末であれば、五家の雛女で序列を争う陰謀だらけの鑽仰礼など雛宮に渦巻くドロドロの陰謀に相変わらず巻き込まれていきます。
一方で、序列にさっぱり興味のない玲琳と、今日も元気に空回りの慧月は和気藹々と過ごす日々だったのに、陰謀に巻き込まれ喧嘩する事態に発展して――!?
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【ネタバレ結末・最終回】ふつつかな悪女ではございますがまとめ
「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」最終回や物語の結末ネタバレについてまとめました。
小説版の最新刊では陰謀だらけの鑽仰礼が結末を迎えました。
五家の雛女たちは力を合わせて盛大かつ公明正大な復讐劇を開始し、忌まわしき過去と対峙していきます。
漫画も小説もドロドロの陰謀とキラキラの友情展開になっているので、もし気になった方は小説も購入してみてくださいね!
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